命がけでファン

命がけでファン

ワッペンを縫い付けていた所へ
「出来てる?」とおなじみさんがやって来た。
「あと背中だけです。」と言うと
「じゃあ、後でまた来るよ」と言ってくれた。
同じ町内会らしい。
近いのでついついのんびりしてしまう。
再び午後に取りに来た時、
今週末から試合があると話たので
私が「コロナ、大丈夫ですか」と聞くと
「仕方ないよ。ファンだからさ、やるって言ったら行くしかないよ」
「中止って言ってくれたらいいんだけどさ」
命がけでファンをしているんだなっと思った。
企業戦士もこれまた然りか・
私は「みんな大変だなっ」と、
2枚重ねのマスクの下でつぶやいた。

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